この記事のポイントをお伝えします。
【比較】店舗数と対象エリアの決定的な違い
グリーンの対象店舗は約100店舗(都市部中心)ですが、上位カードの「ゴールド・プリファード」は約250店舗(地方・海外含む)と2.5倍の差があります。
【損益分岐点】グリーンは「年1回」で元が取れる
アメックス・グリーンの月会費(1,100円×12ヶ月=13,200円)は、年にたった1回利用するだけで全額回収可能。
ゴールドよりも圧倒的に低いハードルで黒字化できます。
【落とし穴】完全無料ではないケースも(追加費用に注意)
無料になるのは「コース料理代」のみです。
2人分の飲み物代は別途発生することや、店舗によって発生するサービス料(10%等)は実費となるケースもため見極めが必要です。
🍽️ 【公認会計士監修】アメックス・グリーン
「2 for 1 ダイニング」黒字化チェッカー
あなたのライフスタイルで、月会費(年間13,200円)の元が取れるかを判定します。
Q1. あなたの住んでいる地域(またはよく行く地域)はどこですか?
Q2. 1年に何回、夫婦やパートナーと「1人1万円以上」の少し良い外食に行きますか?
えびアメックス・グリーンって月会費が1,100円かかるけど、なんと『高級レストランのコース料理が1人分無料になる』って聞いたよ。
これ本当?



『2 for 1 ダイニング by 招待日和』のことね。もともとゴールドカード以上の特別な特典だったのに、グリーンにも追加されたのはすごいわ。
でも、コース料理が1人無料になるなんて美味い話、何か裏があるんじゃないかしら?



2人とも良いところに気がついたね!
公認会計士の視点から言えば、この特典は『月会費の元を取る』ための最強の切り札になるんだ。
ただ、委員長が怪しむ通り、会計上見落としてはいけない『隠れコスト(落とし穴)』も存在するよ。
今日は損益分岐点をシビアに計算してみよう!
1. アメックス・グリーンの「2 for 1 ダイニング」とは?
「2 for 1 ダイニング by 招待日和 -グリーン・オファーズ-」は、アメックス・グリーン会員専用のグルメ特典です。
国内外の約100店舗の提携レストランにて、所定のコース料理を2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になります。 (※1店舗につき、半年に1回まで利用可能。別の店舗であれば何度でも利用できます)
以前は年会費3万円以上のゴールドカードやプラチナカードにしか付帯していなかったVIP向けのサービスですが、近年のリニューアルにより、月会費1,100円のグリーンカードでも利用可能になりました。
2. 【比較】グリーンとゴールド・プリファードの「招待日和」は何が違う?
コース料理が1名分無料になる「招待日和」ですが、実はアメックス・グリーンと、上位カードである「アメックス・ゴールド・プリファード(以下、AGP)」では、提供されるサービス内容(特に対象店舗数)に明確な差があります。
会計士の視点から、両者の違いと「どちらを選ぶべきか」の判断基準を比較表にまとめました。
| 比較項目 | アメックス・グリーン | ゴールド・プリファード |
| サービス名称 | 2 for 1 ダイニング by 招待日和 (グリーン・オファーズ) | ゴールド・ダイニング by 招待日和 |
| 対象店舗数 | 約100店舗 | 約250店舗 |
| 利用エリア | 首都圏・関西圏などの大都市中心 | 全国主要都市 + ハワイ・シンガポール等 |
| 年会費(維持費) | 13,200円(月会費1,100円) | 39,600円 |
| 損益分岐点 | 年1回の利用で相殺 | 年2〜3回の利用で相殺 |
対象店舗数の決定的な差(約100店舗 vs 約250店舗)
最も大きな違いは「選べるお店の数」です。
グリーン向けの対象店舗が約100店舗に厳選されているのに対し、AGP向けの「ゴールド・ダイニング」は約250店舗と、2.5倍の選択肢が用意されています。
地方都市や海外での使い勝手
グリーンカードの対象店舗は「東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌」などの大都市圏に集中しています。
一方、AGPであれば全国の地方主要都市にも対象店舗が広がっており、さらにハワイやシンガポールなどの海外レストランも対象に含まれます。
「旅行先で少し贅沢なディナーを楽しみたい」という方には、AGPの方が圧倒的に使い勝手が良いと言えます。
年会費とのバランス(財務的視点でのコスパ)
店舗数ではAGPが圧勝ですが、「コスト回収のしやすさ」ではグリーンが有利です。
AGPの年会費39,600円を招待日和だけで回収しようとすると年2〜3回の利用が必要ですが、グリーンの維持費(年13,200円)であれば、年1回の利用で確実に黒字化します。
「たまの記念日にしか行かない」という方には、グリーンの方が理にかなった選択となります。
3. 月会費13,200円の「損益分岐点」はどこか?
クレジットカードを投資と見立てた場合、アメックス・グリーンの維持コストは年間13,200円(月額1,100円×12ヶ月)の固定費です。
対象レストランのコース料理は、おおむね10,000円〜20,000円の価格帯に設定されています。
つまり、結婚記念日やパートナーの誕生日など、「1年に1回」この特典を利用して1名分のコース料金を浮かせた瞬間に、1年分の月会費がほぼ全額回収できてしまう計算になります。
もし、年に2回(誕生日とクリスマスなど)利用すれば、約2万円〜3万円分のリターンとなり、月会費を払ってなおお釣りが来る「完全な黒字状態」へと突入します。
スマホ保険やラウンジ優待などの特典を一切使わなかったとしても、このダイニング特典ひとつだけでカードの存在価値を正当化できるのが最大の強みです。
4. 公認会計士が教える!知っておくべき「3つの落とし穴」



年1回で元が取れるなら最高だね。今週末さっそく使ってみようかな。



ちょっと待って!『1人分が完全にタダになる』と誤解していると、お会計の時に思わぬ出費に焦ることになるよ。
会計士として、利用前に知っておくべき『見えないコスト』を解説するね。
落とし穴①:完全な「手ぶら」にはならない(追加費用に注意)
無料になるのは、あくまで「指定されたコース料理の代金」のみです。
レストランで注文したお酒やドリンク代は当然実費がかかります。
さらに見落としがちなのが「サービス料(チャージ料)」の存在です。
高級レストランではお会計に10%〜15%のサービス料が加算されますが、ここには店舗によって異なるルールが存在します。
- A店の場合
無料になった1名分のコース代だけでなく、その分のサービス料も完全に無料にしてくれる。 - B店の場合
コース代は1名分無料になるが、サービス料だけは「割引前の合計金額(2名分)」をベースに計算して請求される。(※招待日和の公式規定でも、店舗によりこのケースがあると明記されています)
(例:1万5000円のコースを2名で利用し、サービス料10%の「B店」だった場合)
- コース代:15,000円(1名分無料)
- サービス料:3,000円(割引前の3万円に対して10%発生)
- ドリンク代:実費
「1人分が完全にタダになるから、予算は半分でいい」と思い込んでいると、お会計の時に予想より高い金額になって焦ることがあります。
MAXで「1名分のコース代 + 2名分のドリンク代 + サービス料」の支払いは発生すると想定して予算を組んでおきましょう。
落とし穴②:対象店舗は約100店舗(地域格差あり)
上位カードであるアメックス・ゴールド(約250店舗以上)と比較すると、グリーンカード向けの対象店舗は約100店舗に厳選されています。
ここで最も注意すべきなのが、対象レストランの完全なリストは「カード会員(ログイン後)」にしか公開されていないという点です。
申し込み前に「自分の県にどのおみせがあるか」を確認することはできません。
ただ、傾向として約100店舗の大半は「東京・大阪・京都・名古屋・福岡・札幌」などの大都市圏に集中しています。
首都圏や関西圏にお住まいの方であれば「行けるお店が全くない」という事態にはなりませんが、地方都市にお住まいで、上記の都市へ旅行や出張に行く予定もない方は、この特典自体が使えない(=赤字になる)リスクが高いため注意が必要です。
「対象店舗がないから使えない」というのが最大のコストロス(赤字)になります。
地方にお住まいの方や、旅行先(国内地方都市やハワイ等)でも活用したい方は、無理にグリーンで対象店舗を探すよりも、最初から対象店舗が2.5倍広い「ゴールドプリファード」を選ぶ方が、結果的に特典を使いそびれるリスクを回避できます。
▶︎ [アメックス・グリーン・カード 公式サイトで特典概要を見る]
(※詳細な店舗リストは非公開ですが、サービスの概要はこちらの公式ページ「グリーン・オファーズ」の項目から確認できます)
落とし穴③:直前(当日・前日)の予約は不可
フラッと立ち寄って「アメックスで」とカードを出しても適用されません。
利用日の「3営業日前」までに、専用のウェブサイト経由で予約を完了させる必要があります(土日祝はデスクが休業のため、週末の予約は水曜あたりがリミットになります)。
5. 結論:招待日和目当てなら、グリーンとゴールドどっちを選ぶべき?
最後に公認会計士の視点から、「グリーンで十分な人」と「ゴールド・プリファードを選ぶべき人」の最終判定をまとめます。
✅ グリーンで十分(確実な黒字)な人の条件
- 首都圏や関西圏など、大都市部に住んでいる(またはよく行く)
- 夫婦やパートナーと、年1回だけ(記念日など)少し良い外食をする
- とにかく維持費(月会費1,100円)という固定コストを極限まで抑えたい
上記に当てはまるなら、アメックス・グリーン一択です。
年1回対象レストランに行くだけで、月会費の全額回収が確定します。
👑 ゴールド・プリファードを選ぶべき人の条件
- 地方都市に住んでいる、またはハワイ・シンガポール等の海外でも使いたい
- 美味しいものを食べるのが好きで、年2〜3回以上は良い外食に行きたい
- 年間200万円以上のカード決済をする予定がある
地方在住の方にとって、グリーンカードの「店舗数約100店舗」という縛りは、使いたくても使えない(=会費の掛け捨てになる)という最大の赤字リスクを生みます。
年会費39,600円と初期コストは上がりますが、対象店舗が約250店舗に広がる「ゴールド・プリファード」を選んだ方が、圧倒的に回収漏れがなくなり、トータルの投資対効果(リターン)は高くなります。
📚 さらに深く比較検討したい方へ(関連記事)
アメックス・グリーンの発行を検討されている方に向けて、公認会計士の視点で「トータルの損益分岐点」を分析した関連記事をご用意しています。
ご自身の決済額やライフスタイルに合わせて、最適なカード選びの参考にしてください。
▼ アメックス・グリーンの損益分岐点を「完全解剖」したい方へ
ダイニング特典だけでなく、ポイント還元やその他の特典も含めて、月会費1,100円の元が取れる決済額のボーダーラインをシビアに計算しています。


▼ 年間200万円以上決済するなら「ゴールド・プリファード」も視野に
もしあなたの年間のカード決済額が「200万円」を超える場合、実はグリーンよりも上位カードである「アメックス・ゴールド・プリファード」の方が、圧倒的に投資対効果(リターン)が高くなります。
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- 年会費を一括で払うのに抵抗があり、まずは月額1,100円のサブスク感覚で試してみたい方
- 年に数回の外食で「コース料理1名無料(2 for 1 ダイニング)」を活用し、月会費以上の元を確実に取りたい方
- 万が一のスマホの画面割れなどに備える「スマートフォン・プロテクション」を保険代わりに活用したい方
一方で、年間のカード利用額が極端に少ない方や、コース料理無料などの優待を利用する機会が全くない方の場合は、月額1,100円の固定費が負担になる可能性があります。その場合は決して無理に発行はせず、ご自身の利用額に合った他のカードとの比較検討をおすすめします。
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