今回はタワマンのメリット・デメリットについて解説するね!
タワマンかぁ、実際のところどうなんだろう。
ホテルのような施設がたくさんあるイメージね!
タワマンとは?
タワマンとはタワーマンションの略で明確な定義は存在していません。
しかしながら、建築基準法では建物の高さについての基準を設けており、「超高層建築物」として高さ60m以上の建築物をとする例が多いです。
階数でいうと20階あたりが高さ60mとなります。
そのため、20階以上のマンションを世間一般ではタワーマンションとして認知されています。
デメリット① 建物内の移動に時間がかかる
タワーマンションは規模が大きいため、高層階の場合エレベーター待ちの時間が長くエントランスがある1階に移動するだけで3分以上かかることもザラです。
また、宅配で自分の部屋まで届けてもらう際にも、自分の部屋まで一直線であることは少なく、他の部屋に寄ってから自分の部屋までとなることが多いため、エントランスでの応答から自分の部屋にくるまでかなりのタイムラグがあります。
デメリット② 騒音問題が発生する場合も
音の問題には2パターンあります。建物の外からの音なのか、建物内の居住部屋からの音なのかです。
建物外の騒音
タワマンは駅前であることが多く、建物が交通量の多い大道路や高速道路に面している場合があります。
その場合はトラックや自家用車の走行音が聞こえることもあります。ただ、そのような立地に建てられているタワマンは窓ガラスについて防音性能が高いものを使用していることが多く気にならない場合もあります。
建物内の騒音
タワマンは高層建築であることから、建物の軽量化が図られています。
その結果、隣の住戸との壁はコンクリート壁ではなく乾式壁(石膏ボード)となります。乾式壁はコンクリート壁と比べて軽量化に優れる一方で音は響きやすいと言われています。
ただ、騒音問題は隣の部屋というよりも上下の部屋間であることが多く、乾式壁であったからといって即座に騒音問題につながるものではありません。
あくまで部屋ごとの個別要素が強いといえるでしょう。
デメリット③ 管理費・修繕積立金の相場が高め
分譲マンションは購入したら住宅ローンだけで支出はこれで終わりとなりません。住宅ローンの支払いとは別に管理費と修繕積立金を払う必要があります。
管理費:マンションの日常的な管理のために徴収されるもので、マンション内の管理清掃や植栽管理、コンシェルジュの人件費等となることが多いです。
修繕積立金:マンションの設備が故障した際の修理や老朽化した際の大規模修繕といった、長期的な目的に向けて積み立てられるお金です。
タワマンは管理費と修繕積立金が低層中層マンションと比べて高額となる傾向があります。
理由① タワマン特有の設備があるため
例えば非常用のエレベーターや屋上ヘリポート等について、高層マンションだからこそ設置が求められている設備があるため追加で費用がかかります。
理由② 人件費が他のマンションより高額
タワマンには通常コンシェルジュサービスがあり居住の快適性を高めてくれます。また、警備員による24時間有人管理が行われています。これらについては他のマンションにないこともあり、高額となる要因となります。
理由③ 内廊下であること
タワマンの特徴でもある内廊下は外気温の影響を受けず、カーペットが敷かれておりやBGMが流れるなど高級感があります。その反面、空調設備を稼働しないといけないことや、外廊下と比べ壁を多く作らないといけないため建材が多く必要となり管理維持コストの上昇要因となっています。
メリット① 資産価値が高い
タワマンは駅近であることがほとんどです。
不動産の売却・賃貸どちらにおいても駅近の物件であることは非常に有利に働く要素です。
特に首都圏の駅直結タワマンは希少性が高く、その駅のシンボルマンションとなることもあり、その場合は駅No1マンションとして、価格面により反映されることになります。
メリット② 共用施設が豪華
タワマンは入居者であれば利用できる共用施設が非常に充実し、豪華である場合が多いです。
これは、階数が高いため必然的に入居戸数が多くなるビッグプロジェクトであり、多くの人を惹きつけるために共用部の充実を行うためです。
共用施設の例
・ゲストルーム
・コンシェルジュサービス
・宅配ロッカー
・コンビニエンスストア
・ワーキングスペース
・キッチンスタジオ(パーティールーム)
・フィットネススタジオ
・キッズルーム
・ライブラリー
メリット③ 眺望が良い
タワマンで高層階の場合は、前に遮る建物がないことが多く、眺望を楽しむことができます。
その眺望は、高層階ならではの眺めや、湾岸地域では海を眺めることができます。
また、夏の花火大会が近い場合は特等席となり、夜には美しい夜景を楽しめます。かつ、都心であっても大きな公園に近いタワマンも存在し、その場合は都心でありながら自然の緑も享受することができます。
このように、高層階からの眺めはタワマンならではといえます。
いわゆるパンダ部屋だと、眺望が良いというメリットは享受できないと考えた方がいいです。
パンダ部屋についてはコチラの記事の後半で触れています↓
ワイン片手に高層階の星空や夜景を眺めてみたいものだね。
えびくん、ロマンチストなんだねぇ。見た目と違って。
タワマンは合う人・合わない人がいるから、メリデリを見極めて判断してね。