
ようやくSTEP4まで来たなぁ、新しい単語を覚えるのはもうコリゴリだよ。。



えびくん、残念ながら今回も新しい単語がでてくるみたいよ。



今回は独立販売価格も絡めて解説するよ!
えびくん、独立販売価格は実務でもよく出てくるから踏ん張って覚えてね!
STEP3 取引価格の「算定」はこちら↓


収益認識に関する会計基準には5つのステップがある。
5ステップのそれぞれに検討する論点があり、各ステップの論点を検討を漏れなく終わらせてから次のステップに進むことがコツです。後戻りがあると結局は2度手間で余計に時間がかかるためです。
新収益認識会計基準には「①契約の識別」→「②履行義務の識別」→「③取引価格の算定」→「④履行義務の取引価格への配分」→「⑤履行義務の充足による収益の認識」の5ステップに分かれています。
収益認識について検討する際にはこの5ステップの順番に従い進めていきます。
ただし、取引によっては該当のないステップがある場合は、そのステップは飛ばして次に進みます。
STEP4 取引価格の配分 どうやって行うのか?
STEP 4では、STEP 2で識別した履行義務に取引価格を配分することになります。
取引開始日の独立販売価格の比率に基づき配分します。
例えば、以下の場合契約における履行義務が①業務システムの販売②保守サービスに分かれている場合、対価の全体額について①と②の独立販売価格の比率で案分計算します。
※例
契約の対価 100 ①業務システムの販売 70% ②保守サービス 30%
→ ①業務システムの販売 70 ②保守サービス 30 に配分する。
独立販売価格の定義は収益認識会計基準9項で規定されています。
独立販売価格とは、財又はサービスを独立して企業が顧客に販売する場合の価格のことです。
独立販売価格はどうやって決める?
収益認識会計基準では、見積り方法の定めがあります。
独立販売価格を直接観察できない場合には、市場の状況、企業固有の要因、顧客に関する情報等、合理的に入手できるすべての情報を考慮し、観察可能な入力数値を最大限利用して、独立販売価格を見積ることとなります。
この独立販売価格の見積方法は、類似の状況において、首尾一貫して適用することが必要です。
独立販売価格の見積り方法はどんなのがある?
収益認識会計基準においては、独立販売価格の見積方法の例示①~③がされています。
①調整した市場評価アプローチ
財又はサービスが販売される市場を評価して、顧客が支払うと見込まれる価格を見積る方法です。
→販売実績があり価格データを管理している場合に適しています。
②予想コストに利益相当額を加算するアプローチ
履行義務を充足するために発生するコストを見積り、当該財又はサービスの適切な利益相当額を加算する方法です。
→原価の把握が容易である場合に適しています。
③残余アプローチ
残余アプローチについては、以下のいずれかに該当する場合に限り、使用することができます。
①同一の財又はサービスを異なる顧客に同時又はほぼ同時に幅広い価格帯で販売している
②当該財又はサービスの価格を企業がいまだ設定しておらず、当該財又はサービスを独立して販売したことがない
契約における取引価格の総額から契約において約束した他の財又はサービスについて観察可能な独立販売価格の合計額を控除して見積る方法
STEP4 取引価格の配分 でやることは 独立販売価格の決定
今回のSTEP4 では取引価格の配分がテーマですが、実際にやることは独立販売価格の決定です。
個別に販売しており独立販売価格を直接観察できるのであれば、その価格を使用します。
そうでない場合は、独立販売価格の見積りという順番です。商品に合った見積り方法を選択しましょう。



そうか、独立販売価格はなんでもかんでも見積りが必要なわけではないんだね。



そうね、個別に切り分けして売っているときはその価格を使えばよいのね。



独立販売価格のことがわかればSTEP4はクリアしたといっても過言ではないよ!